五島の海の幸を凝縮した魚醤油「五島の醤」

五島の醤

「五島の醤」は、日本随一の海の宝庫である五島の海の幸と島の椿から取れたつばき酵母を使い、魚の旨みを凝縮しつつフレッシュで華やかな香りが特徴的な魚醤油です。

一滴たらすだけで普段の料理が一段と美味しくなるこの魚醤油は、わっしょいも日頃から様々な料理に常用しています。

さらに、世界に3人しかいない醤油ソムリエの一人、大浜 大地 氏も高く評価し、監修に参加しています。

さらに、「磯焼けから海を守りたい」という思いから生まれた五島の醤は、味が一級品なだけではなく、買うこと使うことが海や人の暮らしを守ることに繋がる特別な魚醤油です。

魚料理や日本食だけでなく、エスニック料理や西洋料理にも合う五島の醤。
ご家庭で、お店で、いつもの料理に特別な隠し味を忍ばせてはいかがでしょうか。

世界に1つだけの魚醤

エスニック料理のナンプラーから和風の魚醤まで、世の中にはたくさんの魚醤がありますが、その中でも「五島の醤」は特別ユニークな魚醤油です。

五島の醤

魚醤の概念を変える「五島つばき酵母」

五島の醤は、魚と塩だけで仕込む従来の製法に加え、麹と五島列島の椿の花から取れた「五島つばき酵母」を使用しています。
魚醤の本来の目的は「魚の旨みを閉じ込めること」ですが、魚を使っているため、独特の生臭さや味に棘のある商品が多く、一般にはなかなか使いづらいのがネックでした。
そこで、五島の醤の開発者である金沢鮮魚店の金澤さんは、五島の椿から取れる「つばき酵母」に着目しました。
椿の酵母を使うことで、発酵を促進させ、生臭さを抑えながら豊かな香りを生み出すことに成功しました。

五島の醤

五島列島の魚100%

黒潮とリマン海流がぶつかる五島の海は、日本でも随一の漁場で、釣り師に釣りの聖地、美食家からは魚の宝庫と呼ばれています。
五島の醤は、そんな五島の魚をブレンドして作っています。魚は旬の時期により変化しますが、海藻を食べるイスズミやアイゴ、ニザダイなどの食害魚、規格外のアジ・マダイ・トビウオなど、いずれも五島産の魚にこだわり魚種ごとに醸造。醤油ソムリエ:大浜大地氏の監修のもと独自配合でブレンドしており、凝縮された魚の旨味を、通年、変わらずお届けします。

五島の醤

低塩分・無添加のこだわり

食にこだわりのある方が、醤油というとやはり気になるのが「塩分」と「添加物」。

一般の醤油の塩分濃度は15〜20%。
対して五島の醤は塩分濃度10%の低塩分。
塩気でごまかすのではなく、魚の旨味を徹底的に凝縮することで、低塩分ながら満足感の高い魚醤に仕立て上げました。

また、一般の醤油は添加物が多く含まれています。
砂糖は甘み、アルコールは保存をよくし、化学調味料(アミノ酸等)はうまみを加え、着色料は見栄えをよくします。
要は低コストで「うまいと感じる」ように仕立てています。

五島の醤はこれら添加物を一切使わず、魚の旨みだけを凝縮し、安心安全に楽しめます。

この3つの特徴で、あなたの食体験を一層豊かなものにしてくれます。

わっしょいも普段からこの五島の醤を愛用しており、お刺身や炊き込みご飯といった和食から、パスタやアクアパッツァ、カルパッチョなどの洋食まえ、様々な料理に使っています。

五島の醤は、こんな方にぴったりの魚醤です。

・食にこだわりがある方、新しい食体験に貪欲な方
・いつもの料理を一層美味しくしてくれる新たな「隠し味」が欲しい方
・買うことで世の中がちょっとよくなるエシカルな消費をしたい方

上記のどれかに当てはまったら、ぜひ五島の醤を一度手にとって見てください。

さて、ここまで読んで1つの疑問を抱く方がいらっしゃるかもしれません。

なんでわっしょいがそんなに五島の醤を推すの?

ごもっともな疑問だと思います。

もちろん、お魚わっしょいの料理に使う調味料として非常にクオリティが高い、ということもありますが、一番の理由はシンプルにこのプロジェクトを応援したいからです。

五島の醤はただの調味料ではなく、実は今深刻化している海の問題を解決するポテンシャルを秘めた商品なのです。

その問題とは磯焼けです。

漁師に「子どもに継がせたくない」といわしめる磯焼け問題とは

磯焼けとは、海から海藻がなくなることです。海藻がなくなると、魚の住処が奪われ、海から魚がいなくなり、生態系が崩れてしまいます

原因は複合的で地域や時期によっても異なりますが、大きな原因は海水温が上がったことと、それに伴い海藻を好んで食べる魚やウニが活発になったことです。

アイゴ、イスズミ、ニザダイ、ウニといった魚・ウニは、海藻を好んで食べる一方、市場で値がつかないため、漁師も好んで獲りません。

結果、これらの食害魚が増え、さらに海藻が減り、海の魚が減っています。

こちらの写真を見てください。

五島の醤
Photo by Yukihiro Otsuka
Photo By 水産庁

左(スマホだと上)が海藻豊かな本来の海、右(下)が海藻が失われて岩肌が露出してしまった海です。
開発者の金澤さんいわく、この数十年、猛烈な勢いで海から海藻が姿を消していったそうです。

金澤さん

40年前は海に潜ったらそこらじゅう海藻だらけだったよ。
でも徐々に少なくなって、特に10年ほど前からは減少スピードに拍車がかかったよ。

私が住んでる町も元々はわかめ漁が盛んだったんだけど、今では全くわかめが獲れないよ。

磯焼け問題は漁師の懐も直撃しており、年々魚がとれなくなった結果、「もう子どもには継がせられない」と漏らす漁師も少なくありません。

磯焼けというどデカイ壁に立ち向かった五島の醤プロジェクト

五島列島福江島を拠点とする金沢鮮魚店の店主金澤さんは、五島で生まれ、五島の海と生きてきました。

五島の醤

磯焼けのせいで海からどんどん魚がいなくなり、漁師の生活が苦しくなる様子を忸怩たる思いで見つめてきた金澤さんは、この状況をなんとかできないかと考えていました。

食害魚を駆除する取り組みは様々な自治体によって行われていますが、駆除数と範囲が限られている、時間を割ける漁師が少ない、予算がつかない年は駆除できないなど課題が多く、持続可能な手法ではありません。

そこで金澤さんは、これらの魚やウニを漁師から買い取り、魅力的な商品にすることで、磯焼け問題を解決できないかと考えました。

これを全国規模で実現させれば、食害魚が減り海の環境が改善され、漁師の収入も増え、消費者に新しい食体験を提供する、という素晴らしい循環が生まれるはずだ、と。

五島の醤

構想から4年、鮮魚店の利益を研究開発につぎ込み、鮮魚のプロとしての経験と工夫を総動員し、これらの食害魚や市場や店が買わない規格外の魚を、旨みの詰まった魚醤へと昇華させることに成功しました。

水産業界のイノベーション

これは非常に画期的なことです。

今までの水産業は、海から人間の舌に合う生き物を大量にとり、陸で消費する、余ったものや規格に合わないものは捨てる、結果海から生き物がいなくなり漁師が立ち行かない、という海洋資源を削り取るというデスゲームを演じていました。

Photo by nippon.com

しかし、この五島の醤は、磯焼けの原因となる魚や規格外で捨てられる魚を高付加価値な商品にすることで、海の環境を改善し、漁師の収入安定にも貢献できる、経済活動の中で持続的に海を守る好循環を生むことができます。

いつも海で潜り、突き、釣り、自然の幸を堪能しているわっしょいとしては、応援しない理由が見つからない、むしろ心から敬意を評してサポートしたいプロジェクトなのです。

実は、お魚わっしょいは、瀬戸内海横断カヌー旅で集めた投げ銭22万円を、この五島の醤プロジェクトに寄付しました。

食にこだわりがある方、いつもの料理に新たな隠し味が欲しい方はもちろんのこと、海や地球環境を気にする方にもぜひ手にとっていただきたいのです。

メディアも多数注目

このプロジェクトは水産業界では非常に画期的な取り組みで、テレビ、新聞など様々なメディアに取り上げられ、注目されています。

買うことが、海を守り、人を守る

五島の醤を買うことは、あなたの「美味しい」だけではなく、海の環境を守ること、漁師の暮らしを支えること、そして幾多の困難を突破して商品化にこぎつけた金澤さんへのエールにもなるのです。

ぼくらも引き続き普段の生活や動画内で五島の醤を使って、わっしょいを応援してくれている方々にも紹介し、微力ながら応援していきたいと思います。

もし、少しでも興味や共感が湧いたら、ぜひ一度買ってみてください。
数滴で料理に旨みの魔法がかかる、本当に良い品です。

五島の醤ラインナップ

五島の醤は、初期ラインナップとして「醤油麹」と「米麹」の2タイプ、それぞれ150mlと500mlの2サイズが用意されています。

五島の醤

五島の醤 -醤油麹-

この魚醤は魚くささを一切感じません。
五島の朝潮のような、爽やかな香りがします。色はうすくちしょうゆのような淡い色味。
旨味が強く、塩味は控えめで、甘みが舌に少し残ります。

おすすめ活用法
炒め物はオリーブオイルと相性◎
煮物は鶏肉と野菜がおすすめ。
甘めのさしみ醤油とブレンドして、刺身魚醤に。

150ml  ¥850
500ml  ¥2,500

五島の醤 -米麹-

香りは鮮魚と熟成された古酒を感じることができます。
色は、白醤油のような琥珀色。
五島の豊かな魚が凝縮されたように、旨味が強いため、色味が淡い新しいナンプラーとして活用できます。

おすすめ活用方法
炒め物は、ごま油と相性◎
煮物は、魚のアラや野菜がおすすめ。
煎り酒(日本酒に鰹節や梅酢などをブレンドした調味料)とブレンドして、刺身魚醤に。

150ml  ¥850
500ml  ¥2,500

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