鹿児島遠征のお誘い
8月末
じょうまのフリーダイバー友達ノグリンに鹿児島まで遊びに行かないかと誘われた。
内容を聞くと、漁港で小舟を借り、深度が深い場所まで行き、午前中はフリーダイビングの練習、午後は魚突きをするとのことだ。
なんて楽しそうなイベントなんだ。
2秒で用意し、すぐに鹿児島まで車を走らせた。
実は、フリーダイビングの練習は久しぶりだ。
去年の9月ニースで72mを潜って以来だからちょうど1年ぶりになる
さて、今回はどこまで潜れるか。
鹿児島湾でフリーダイビング
桜島のふもと鹿児島湾
最大水深200m以上とれ、海峡も穏やかでフリーダイビングにとても適した海だ。
さっそく、ポイントまで船で直行する。
このポイントは水深150mあり、どんなに深く潜っても底につく心配はなさそうだ。
ちなみに僕の住んでる長崎の大村湾は水深が15メートルしかなく、潜ったらすぐに底についてしまう。
ああ、深い海がうらやましい。
ふりダイビングは、こんな感じでロープを垂らし潜る。
魚突きと装備が異なるところは結構ある。
まずはウェイト
魚突きは腰に5キロのウェイトをつけるが、フリーダイビングの時は首に1.7キロのネックウェイトをつけて潜る。
次にマスク
フリーダイビングの時はつけない。
マスクブローは不必要な空気を使ってしまうため節約するためだ。
最後にフィン
魚突きの時は、マリンシューズにミューフィンで潜るが、フリーダイビングの時は、超高級カーボンロングフィンを使う。
潜りやすさが全く違ってくる。
ということで、いざダイブ。
久しぶりということで、申告深度は50メートル。
ダイブタイムは2分10秒といったところか。
ロープづたいに垂直に潜っていき、下にタッチして帰ってくる。
僕の場合、水深26メートル付近からはフリーフォールの時間だ。
こっから50メートルまではフィンをこがず、何もせず重力に体を授け落下していく。
30秒間の瞑想タイムだ。
そんなシミレーションをし、呼吸を整え、一気にダイブ
忘れていた感覚を取り戻し、なんとか成功
あー大変だった笑
午後はお楽しみ魚突き
いつものようにグーグルマップでポイントのあたりをつけ、船で移動。
この船は小船といっても70馬力のエンジンが付いてるため、移動がめちゃくちゃ早い。
いつもは磯からエントリーしてポイントまで1、2キロ泳いで魚突きしている僕にとってはなんとも幸せな環境だ。
今回狙うは大型のハタ。
景色からあたりをつけとりあえず潜ってみる。
大型のハタは、水深20メートル前後にいることが多い。
一気に潜り込み、あたりを見渡せそうな場所を見つけ、着底する。
僕が潜った振動でハタが散ってることがあるので、そのまましばらくじっとしてみる。
するとやっぱり現れた。
ゆっくりとこちらに向かって泳いでくる大型のハタ。
でっぷりと太ったおいしそうな個体だ。
あせらず、殺気を消して、モリをゆっくりと相手に向ける。
射程に入るまで僕は景色と同化する。
そして、射程に入った瞬間、静かにモリを放つ。
ぐさ!!
頭に貫通し暴れる相手のえらに手を差し込み、ナイフで絞めながら浮上する。
呼吸を整え、魚のえらを切り、すぐに血抜きをすると鮮度が保たれる。
たんたんと作業をこなし、大型のハタをゲットできた!
種類はチャイロマルハタとのことで、ぼくにとっては初魚種となりとても嬉しい。
一匹じゃ寂しいので、すぐにまた違う魚を探しに行く。
もしかしたら、この辺にまだ大きいのがいるかもしれない。
同じ要領で20メートルまで潜りしばし待機。
すると、面白いようにもう一匹現れた。
今度はスジアラだ。
冷静に仕留める。
少し小さいがまあまあいいサイズだ
晩御飯は、お魚パーティ
今回来ていたメンバー4人のうちのなんと2人が今日同じ日の誕生日ということで、急遽魚を捌いてくれる店を探し、誕生日祝いをすることに。
今日とった魚が、こんな料理に変身した。
でっぷり太ったハタは、アブラがのって、めちゃくちゃおいしい。
潜り、遊び、食べて、飲む
今日は最高な1日だったなあ。
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